タケウチ
お湯ゲノム
2008/01 記事一覧
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2008/01/31:

01月30日(水)
ゴッドタン(テレビ東京)は「第4回マジ歌選手権」の後編。ケンコバのマジ歌にとんでもないゲストが登場!爆笑!スタジオ騒然!ナニ?なんなのコレ?つーか、この番組、たまァァァーに観るけどさ、毎週やってる?なんか、たまにしかやってないような気も。この曜日のこの時間帯って、オレ何やってんだろ?(年齢的なモノもあってか)思い出せないんですよね。


01月28日(月)
●ミヒャエル・ハネケ監督「セヴンス・コンチネント」(1989)
オモロイ。一家の行動にいちいちイラつく自分を発見。「あ~!もう~!何~?」の連発。要するに、監督の術中にハメられてる「良い観客」状態に。


01月23日(水)
●アラン・レネ監督「夜と霧」(1955)
コレは凄い。妥協なし。用意周到。硬派な作りですね。


01月21日(月)
●ミヒャエル・ハネケ監督「ピアニスト」(2001)
イビツなようでいて結構サービス精神ありますよね。展開もテンポも良いですが、何と言ってもラストですね。良く言うと「鈍器で殴られたような結末」悪く言うと「バナナの皮でズッコケたようなオチ」


01月19日(土)
●ヒュー・ハドソン監督「炎のランナー」(1981)
こんな話しだったっけ?つーか、アレ?これだけだったんだっけ?本当に?結構な拍子抜け感。


01月18日(金)
●市川崑監督「東京オリンピック」(1965)
懐かしかったり興味深かったり、当時としては色々と策を練った跡は見えますね。「映画」それ自体が記録なので、記録映画ってジャッジが難しいトコありますね。特にこの場合、日本でのオリンピックですしね。


01月14日(月)
●フェデリコ・フェリーニ監督「魂のジュリエッタ」(1964)
監督初のカラー作品。今までに観たフェリーニ作品の中では一番合いました。


01月10日(木)
●デイヴィス・グッゲンハイム監督「不都合な真実」(2007)
事前に色々と耳に入ってたおかげで衝撃はソフトでした。

●D・W・グリフィス監督「散り行く花」(1919)
アラ探しばっかりで正直、入れなかったです。なんら悲劇性も感じ取れませんでした。

01月09日(水)
●ロジェ・ヴァディム監督「危険な関係」(1959)
悪趣味?デカダン?インモラル?ここに描かれる背徳や非道は伝わりますが、この2008年「うん、ほいで?」って言うのが正直あるんじゃないでしょうか?

●ルネ・クレマン監督「禁じられた遊び」(1951)
平和ボケの地でぬくぬく育った中年には、これが反戦映画であるという事すら、言われなきゃ気付かないくらいのソフトな仕上がり。


01月08日(火)
●フェデリコ・フェリーニ監督「カビリアの夜」(1957)
この時代のフェリーニ映画って、強烈なブルース・フィーリングを感じますよね。なぜ(イギリスを除いて)ヨーロッパではブルース音楽が普及しなかったのか?分かった気がします。自分の妻の主演で売女(ビッチ)のブルースを送り出し続けてたんですね。


01月07日(月)
●ジャック・リヴェット監督「セリーヌとジュリーは舟でゆく」(1974)
ちょっと長すぎな気はしますよね。ただ、自分の映画を作るには既存の映画を壊さなきゃいけない!みたいな気概は感じますね。完全に解体作業。しかも概ね成功しちゃってるようにも見えます。ある種のマイルストーン的な一本。


01月04日(金)
●ジャン・ピエール・メルヴィル監督「恐るべき子供たち」(1950)
無邪気と呼ぶには残酷の過ぎるパターンですかね。少年モノで、やりきれなさや残酷さを描いても宙ぶらりんのどっちつかず状態になりがちじゃないですか?社会にはもっと恐ろしいこともおぞましいことも山のように存在するので、子供を使って例える必要ってあるのかなァ?とか、余計な事ばっか考えちゃうんですよね。

●ジョエル・コーエン監督「未来は今」(1994)
どうしたかったんでしょうね?「バートン・フィンク」と「ファーゴ」の間の時期っていう、それだけでスゴイ期待を持ってしまいがちですが、スランプ期?リハビリ期?


01月03日(木)
●トニー・スコット監督「トゥルー・ロマンス」(1993)
タランティーノの脚本が全てを支配している印象ですね。ノー・フューチャー系と言うか、「ボニー&クライド」物なんですが、若い!熱い!勢いがある!の三拍子。


01月02日(水)
●クリストファー・ノーラン監督「プレステージ」(2006)
トリック物って、中盤でオチが見えちゃった人にとっては残りの時間が結構つらかったりしますよね。劇場予告編とかTVCMとかで「アナタは、このトリックを見破れるか?」とか大々的に謳ってるパターンって考え物ですよね。両刃の剣にもなり得るんだから、もう少し謙虚でいいですよね。


01月01日(火)
●ペドロ・アルモドバル監督「ボルベール <帰郷>」(2006)
「オール・アバウト・マイ・マザー」系の家族モノ路線に戻られている印象で少し残念ですね。こっちの「温かい」パターンのほうが各種のウケも良いみたいで、嗚呼、なんか、こんな自分も残念になりますね。(半分は嘘です)
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2008/01/01: お湯ゲノム的映画祭 2007

2007年、突然「映画を観とかなきゃヤバイかも?結構すぐ目で」と、目覚めてしまい新旧、東西の映画を急に観始めたのは御存知の通りです。結局、年間で400本に近い数の映画を観て370本を越える初見作品、「マイ・新作」に触れた一年でした。

突然その気になったからといって、歴史ある映画文化の核心にそう易々と入り込める筈もなく、画面に流れるエンド・ロールを前に頭上に「?」を飛ばしまくった事も多かったです。今まで映画のどういう部分をどういう風にどう評価するのか?という自分なりの基準が明確に無かったのですから当然と言えば当然なのですが。頭の中に自分専用の地図やメジャーをようやく作り始めた時期、春先の数週間は私の人生の中でも幸福な時間だったと、今では思います。

よく映画ファンの方が言う、映画は劇場で観てこそのモノだ!という感覚は元々持ってないタチだったのですが、今年これだけの数の名作にDVDで触れてみて、私はますます、そういった劇場主義的な意見に賛成しかねる感じになりました。最高の間(ま)とか狙ってる編集に対しては、やっぱりツッコミたいタイプの人間なんですかね。私は周りの迷惑を考えると映画館ではあんまり楽しめないんですよね。他の人よりも座高が異常に高いのも後ろの人に気ィ使いますしね。

そんなこんなで、いろいろ観た2007年、私の心に響いた、残った、訴えたモノを格好付けずに正直に、映画祭形式でお送りします。SFやアクションが1本も入っていないドラマづくしのこの結果に、自分が一番驚きました。ある意味、完成度の高い長編コント選みたいでもありますね。一年間、本当にどうもありがとうございました。




★金虎賞(最優秀作品)★

ペドロ・アルモドバル監督「トーク・トゥ・ハー」(2002)

トーク・トゥ・ハー スタンダード・エディション

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上半期は「雨月物語」と「アメリカン・ビューティー」とで悩みましたが、コレに決定です。本当に命(生殖行為も含めて)とか生き死にが主題の映画ばっか選んでますね、私ね。



★優秀作品賞★(順不同)

バスター・キートン監督「キートンの大列車追跡」(1926)

久石譲 meets “THE GENERAL” キートンの大列車追跡<80周年記念リマスター・ヴァージョン>

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マルクス兄弟の「我輩はカモである」と悩んだ末こちらを。西部劇的な男の世界観の対極。そして南部にも知性はある。どれ観ても一緒じゃね?って気もしますが、やはりコレで。


溝口健二監督「雨月物語」(1954)

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童話の因果応報の黄金パターン。ベタとスタンダードだけで構築されて、奇をてらったふざけたような箇所が皆無。それが最高にオモロかったですね。京マチ子、コワ過ぎだってば。


山田洋次監督「家族」(1970)

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「リトル・ミス・サンシャイン(2006)」ではなく、陰惨で元ネタ的なほうを。「男はつらいよ」のシリーズ開始と同時期にあって対極。「また観たい」とは絶対に思わないのに、残ってしまって消えないタイプ。


トビー・フーパー監督「悪魔のいけにえ」(1974)

悪魔のいけにえ スペシャル・エディション(2枚組)

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他に比較になる作品が無いという、ある種孤高のレベル。ホラーでも何でもない。ラスト数分は悪魔うんぬんと言うよりも、むしろ神がかり的な空気を感じましたね。


寺山修司監督「田園に死す」(1974)

田園に死す

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物語的な起承転結の構成力じゃなく、イメージ喚起力の強さでこれを。「自分は一体何者なんだ?」ってテーマは、映画に限らず主題に成りづらい時代になりましたね、つくづくね。


ブライアン・デ・パルマ監督「殺しのドレス」(1980)

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序盤、美術館からアパートへの、セリフ無しの二十数分間が圧巻ですね。こんな構成、観た事ないですよ。この場面だけを観たさに今でも時々引っ張り出して再生しています。


ジョエル・コーエン監督「赤ちゃん泥棒」(1987)

赤ちゃん泥棒

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「バートン・フィンク(1991)」でも「ファーゴ(1996)」でもなく格好付けずに正直にこちらを。撮る側の若さもあったんだろうけど躊躇なしの勢いがありますね。相当バカっぽいですけどね。


新藤兼人監督「生きたい」(1999)

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「裸の島(1960)」と「鬼婆(1964)」と一瞬は悩むものの、断トツ(死語)でこちらを。乙羽信子夫人を亡くされた後のモノですが、大竹しのぶの破壊力があってこその1本。


サム・メンデス監督「アメリカン・ビューティー」(1999)

アメリカン・ビューティー

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最も回数を多く観たと言えばコレ。登場人物の全員が自分みたいだなァ、と思った。そう、要するにフツーの(狂った)現代人。途上国でもない限り「大地のうた(1955)」には戻れない。


西川美和監督「ゆれる」(2006)

ゆれる

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「なんで今言う?」「ここはナシかい!」とにかくツッコミながら観たい1本。キム兄と蟹江敬三の法廷劇というシュールな絵ヅラすら吹き飛ばす、香川照之ワンマン・ショー。



★最優秀主演男優賞★
バスター・キートン
「キートンの大列車追跡(1926)」のジョニー・グレイ役

他に「キートンの蒸気船(1928)」「キートンの探偵学入門(1924)」「荒武者キートン(1923)」にも主演。次点は原田芳雄、沢田研二、ケヴィン・スペイシー、等。


★最優秀主演女優賞★
ジュリアン・ムーア
「ビッグ・リボウスキ(1998)」のモード・リボウスキ役

他に「めぐりあう時間たち(2002)」「マグノリア(1999)」「ブギーナイツ(1997)」にも出演。次点は、大竹しのぶ。



★銀虎賞(最優秀監督)★
ペドロ・アルモドバル監督

「トーク・トゥ・ハー(2002)」「オール・アバウト・マイ・マザー(1999)」「アタメ / 私をしばって(1989)」を監督。とりあえず、言うほど知らないんで。これからいろいろ観てみます。


★最優秀新人監督賞★
松本人志監督
「大日本人(2007)」
他に新人監督を知らないのもありますが。世間の期待値は越えて見せたんじゃないでしょうか。
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