03月21日(日)
●ジェイソン・ライトマン監督「マイレージ、マイライフ」(2009)(予告)
<日比谷 TOHOシネマズシャンテ・¥1800>個人的に推してる監督なのでヒイキ目に観ちゃう傾向はあるんですが、「サンキュー・スモーキング」「ジュノ」と来て、今回もオモロイ!残念ながらアカデミー賞こそ逃しましたが。つーか、そういう賞狙いタイプの作品じゃないだろ的な?久々の「高級幕の内弁当」というか、笑いも涙もお色気も現代批判も手を抜かずに全部を適量ずつ丁寧に詰め込んだ一品。コレ意外とね、世代とかお国柄を超えて万人に支持される境地にまで届いてるんじゃないかと。
アメリカのアカデミー賞ついでに言うと、8日(月)の受賞発表の前までに「アバター」と「ハート・ロッカー」の両方を観ておいて良かったです。受賞のお墨付きのその後に群れを成して有難がって拝見する人たちに混じって観ると、「私自身の受け止め方もブレる可能性がある」という判断から。これは我ながら良い判断だったと思う。次に繋げたい感じ。それにしても戦争映画はジャッジ、評価が難しいですね。
日本のアカデミー賞(03月05日)は「沈まぬ太陽」が最優秀作品賞。渡辺謙が主演男優賞。(私、まだ観てないんですよね~)東スポ映画祭(02月28日)では「ディア・ドクター」が最優秀作品賞。鶴瓶師匠が主演男優賞。(選考委員長、たけしさんだからね~)そして3月の賞レースが終わると映画業界にとっての2009年もようやく終わり。
私のブログを読んでくれてるような人には全く興味ないラインナップだろうけど、ここで2009年国内興行収入トップ5を。
邦画
1.「ROOKIES - 卒業 -」(85.5億円)
2.「劇場版ポケットモンスター ダイアモンド&パール アルセウス超克の時空へ」(46.7億円)
3.「20世紀少年 - 最終章 - ぼくらの旗」(44.1億円)
4.「エヴァンゲリヲン新劇場版:破」(40.0億円)
5.「アマルフィ 女神の報酬」(36.5億円)
洋画
1.「ハリー・ポッターと謎のプリンス」(80.0億円)
2.「レッド・クリフ partⅡ 未来への最終決戦 」(55.5億円)
3.「マイケル・ジャクソン THIS IS IT 」(52.0億円)
4.「WALL・E ウォーリー」(40.0億円)
5.「2012」(38.0億円)
昔の自分と今とを比べてみて、随分と映画を観るようになったなァ~とか思う日もあったりするんですが、こういう切り口で10本を並べられると、まァ~~~全ッ然観てないですね。マイケルとウォーリーだけか。もし仮に私に小学生くらいの子供がいて、その子が結構映画好きに育ったらどうなのか?とか、まあ、予想してもあんまり意味ないし。結果、どうでもイイですね、このリスト(笑)
03月22日(月)
●ロブ・マーシャル監督「NINE」(予告)
<豊洲・割引クーポン使用・¥1000>毎回この映画コーナーで恥ずかしげも無く「原作の大ヒット小説は未読ですが、ウンヌン」みたいな事を平気で謳う私ですが、さすがに今回は気後れした感じ。フェリーニの映画「8 1/2 」(はっか・にぶんのいち or はちと・にぶんのいち) を基にした舞台版ミュージカル「NINE」を、更に基にした映画版という製作背景みたいです。スター女優の揃い踏みな事もあって、全く退屈する要素が無いんですが、もうチョイ全体像を俯瞰で見比べたかったです。
あのペネロペ・クルスがッ!こんな際どい衣装でッ!スクリーンでこんなポーズをッ!っていうね、まァ~~~、序盤から煽る煽る。こっちもついつい、ペネロペをもっと長く観たいッ!ペネロペをもっと寄り(アップ)で観たいッ!とか思いながらも同時にね、他の客には観られたくないッ!みたいにも思って、なんかまるで中学生のメンタリティーに戻ったかのような不思議な幕開け。やだ、このオジサンやば~い的なね。コレDVD出たら絶対欲しいッ!と思いながらも自分以外の男には販売しないで欲しいッ!みたいにも思ってしまうっていうね、バカ丸出し状態から冷静に物語を追えるようになるまで時間が少し掛かりましたね(笑)
大抜擢のファーギー(ブラック・アイド・ピーズ)がストリッパー的な役柄なのは納得で、大物女優の中に混じったミュージシャンに微妙な演技力を期待できないという判断からだと思う。それにしたって出番が前半で良かったと思いましたね。それくらい他が輝き過ぎて霞むのなんのったら。期待してなかった中ではケイト・ハドソンが抜群の存在感で、中盤の山場で「持ってったなァ~~~!」と誰もが感じたと思う。逆に劇中でも結構な大物扱いで満を持しての登場の割に、アレ?って感じだったのが二コール・キッドマン。何なんでしょうね?貧相と言うかショボイ印象の空気が出てる感じでした。
●グレン・フィカーラ監督「フィリップ、きみを愛してる!」(予告)
<豊洲・レイトショー料金・¥1300>男女の恋愛映画とゲイの恋愛映画はどう違うのか?という漠然とした謎に一つの答えをくれた印象です。刑務所の中と外を効果的に使ったドラマ展開なので同性であることが設定の絶対条件だし巧い。コレ、実話がベースだって冒頭で言うんだけど、おそらくは相当デフォルメしてるでしょ。